「上京物語」を読んだ感想

Amazon.co.jp: 上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え eBook : 喜多川泰: 本

こちらを読んだので、その感想をまとめる。内容については、自分で一読してほしい。

あらすじ

 この本は、2部構成になっている。

 第1部は、とある男性「祐介」の物語。この男は、成功したいという思いを胸に、東京で生活をしている。彼の目指す成功とは、人よりお金を稼ぎたい、いい家に住みたい、などの、多くの人が思い描く成功である。『資金がない』『アイデアがない』と、自分で理由をつけながら、結局何もしないまま歳を重ねてしまった、そんなどこにでもいる男の物語が綴られている。

 第2部は、第1部の物語を書いた著者の息子「祐輔」が、その物語を読み、また父親からの手紙を読むシーンに移る。「祐輔」は親元を離れ、東京の大学に通うことになる大学生だ。そんな息子の門出に、息子の人生が素晴らしいものになるようにと、父親は願いを込めて物語を送った。

 父親が書いた物語の後、息子「祐輔」に宛てて、本当に幸せな人生を送るために必要な、破らなければならない常識の殻を5つ挙げている。

 父親のあげているやぶらなければならない常識の殻は、下記の5つ。

  1. 幸せは人との比較で決まる
  2. 今ある安定が将来まで続く
  3. 成功とはお金持ちになることだ
  4. お金を稼げることの中からやりたいことを選ぶ
  5. 失敗しないように生きる

 具体的な成功への方法は書かれていない。自分の幸せの基準は自分で見つけて生きてほしい、失敗を恐れず自分の幸せを見つけてほしい、という父親からのメッセージが綴られている作品だった。

感想

 第1部の物語は、おそらく夢や希望を抱いて都市部に来た、すべての社会人・学生が自己投影できるものだと思う。かくいう私も、お金がない・アイデアがない・コネがない・時間がない、などと言い訳を並べることに労力を使って、何か行動を起こしたかといわれると、何もしていないことに気が付く。

 30歳になる前に、なんて考えているうちに、私は現在28歳。あと数か月で29歳になってしまう。学生時代に考えていた「将来自分は」の将来に、もうすでに片足を突っ込んでしまっている。言い訳ばかりで行動できない自分を守るため、また言い訳を重ねてしまう自分に嫌気がさす。

 自分を変えたいと考えている社会人に、自分の幸せは何かを考えさせ、なにか行動しなければと思わせてくれる本だった。

PS

 マルチビジネスとかでも使われてしまいそうな本だと思った。「失敗を恐れずチャレンジしよう!」、「そのために自己投資しよう!」、「自己投資にこの化粧水を買おう!」みたいな流れで流されてしまいそう。

 自分で学べることは自分で学ぶべきだ。

投稿者: rajanoon

1993年生まれ。新卒からSEとして働いていましたが、今はサーバーサイドエンジニアとして働いています。一生使える技術を身に着けようと悪戦苦闘中です。

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